TIME UNLIMITED 〜カルティエウォッチ 時を超える〜 に参加して
秋の風を少しは感じられるようになってきた9月の下旬に
『TIME UNLIMITED カルティエウォッチ 時を超える』展に行ってきました。
その時々のトレンドやブランドの考えに触れる事ができる展示会は貴重で、時間の許す限り足を運ぶ様にしています。
今回の展示会は没入体験型イベントで、カルティエのパイオニア精神からモノづくりの姿勢まで。視覚や聴覚を通して体験のできる貴重な機会でした。
会場は「パイオニア精神」「フォルム」「デザイン文化」「美を支える技術」の4つにわかれ各ビジョンについて理解を深められるような展示構成です。
まず初めの「パイオニア精神」のヴィジョンはカルティエが創業当時から現在までどのようにモノづくりを行い向き合ってきたかの紹介をムービーを通して知ることができます。
次の「フォルム」では天井にカルティエのローマンインデックスが取り付けられ、まるでカルティエの時計の中にいる様です。
こちらの空間にカルティエコレクションと呼ばれる貴重な『ヒストリカルピース』18点が中央に展示され、囲むように現行品が30本ほど展示されていました。
数々の作品を見ることで100年前のデザインが今もなお活き活きと輝き、現代にも引き継がれている事が見て取れます。
ここには私が所有しているベニュワールのバングルも展示されており嬉しく感じました。
カルティエの『ヒストリカルピース』
3つ目の空間は「デザイン文化」です。
「タンク」「サントス「バロンブルー」「パンテール」と言うカルティエを代表する4つのコレクションがカルティエのミステリーウォッチさながら空中に浮遊するような形で展示され、デザインを文化的に探求するカルティエの姿勢や基本理念が表現されていました。
最後の空間は「美を支える技術」です。
そこはやはりカルティエ。デザイン的な美しさだけではなくウォッチメゾンとしての卓越したサボアフェール(職人技)が存在します。美しいフォルムを維持するためには高度な技術が必要になります。
この空間ではフューチャリスティックなトンネルを通過する中で今まであまり語られる事のなかった職人技に関して触れることが出来ます。
別棟には現行品をみて試着することのできるエリアやVRを通してタンクを組み立てることができるゲームなどもあり、『見て聞いて体験して』カルティエを五感で味わうことのできるまさに没入空間でした。
ぜひ機会がありましたらご参加頂くことをお勧めします。
この記事を書いた人-
ayaka
アンティーク・ヴィンテージウォッチに出会って10年以上。現在改めて時計の仕組みを勉強中。
GIA G.G.(米国宝石学会 宝石鑑定士)を持ち、ジュエリーの仕入れからオーダー制作までを行なっている。